和食の食べ方を学ぶと心が育つ

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丁寧な所作は「感謝」から生まれる

箸を綺麗に持つために必要なのは、「持ち方」だけではありません。


「なぜ正しく持つ必要があるの?」
「食べられればいいと思うけど。。」
そう思っていたら子どもだった箸の持ち方を気にしようと思いません。
心の奥底にあるのは「正しく持たないと怒られるからやる」ではないでしょうか?

子どもも、大人と同じく強制させられることはなかなか覚えられないし、やりたい!と前向きになれません。

「食べ方」は“生き方”に直結する

近年、子どもの食事マナーの相談が増えています。
「箸の持ち方が気になる」
「姿勢が悪い」
「食べこぼしが多い」
「いただきますが言えない」

しかし、その根底にあるのは単なる“技術不足”ではありません。
実は、和食の所作には 相手を思いやり、食材を敬う“心” が深く結びついています。

丁寧に箸を扱うこと。
器を両手で持つこと。
「ごちそうさま」に気持ちを込めること。

これらはすべて、
「大切に扱う」「感謝する」
という心の習慣があってこそ身につきます。


和食は「心の教育」。親が教えるのが難しい理由

お母さんたちに「家庭で箸の持ち方を教えていますか?」と聞くと、多くの方がこう答えます。

「教えているけど、直らないんです」
「言うと嫌がるから、つい諦めてしまう」

これは自然なことです。なぜなら、
家庭は“食事をする場所”であって、“練習の場”ではないから。

忙しい日常の中で、毎回ゆっくり教える余裕はありません。
親が注意すると、子どもが不機嫌になることもあります。

だからこそ、家庭の外に「和食マナーを丁寧に学ぶ場」が必要なのです。


箸の持ち方を直せなかった小学2年生の女の子

名古屋市にお住まいの小学2年生の女の子のお話しです。。
最初は、箸を上から握るように持っていました。
お母さんも「何度言っても直らないんです」と疲れ切って、ロイヤルアカデミーの食事のマナー講座にご参加されました。

ところが、レッスンで、講師がまず最初に伝えたのは「持ち方」ではなく、

「お米はね、100粒に1人の人の手がかかっているよ」

という話でした。

お子さまは真剣に聞き、
「そんなに大変なんだ…」と驚いていました。

その後で講師が
「じゃあ、そのお米に“丁寧に食べるよ”って伝えるために、こう持つんだよ」
と箸を手渡すと、お子さまは自然と姿勢を正し、真剣な顔で練習を始めたのです。

お母さんは後日、

「“お米を落としたくないから頑張る”と言って、家でも自分から練習するようになりました」

と嬉しそうに報告してくれました。

技術の前に、心が動いた瞬間でした。


箸の持ち方は「心」とセットで育つもの

① 正しい持ち方を知る

もちろん「形」を知ることは必要です。
しかし、それだけでは続きません。

② 食材・作り手への感謝を知る

「なぜ丁寧に扱うのか?」の理由を知ると、動作に意味が宿ります。

③ 丁寧に扱う楽しさを感じる

美しくできたとき、「できた!」という達成感が子どもの自信になります。

この3つが揃ってはじめて、
箸は“持てるようになる”のではなく、“丁寧に扱えるようになる” のです。


和食の「美しい所作」は一生使える武器

和食の所作は、日常生活から社会に出たときまで、一生役立つ教養です。

  • きれいな姿勢で食事ができる
  • こぼさず丁寧に扱える
  • 器を美しく持てる
  • 丁寧な「いただきます」「ごちそうさま」が言える

こうしたふるまいは、
「育ちのよさ」
「落ち着いた印象」
「相手を尊重できる人柄」

として大きな評価につながります。
特に面接・習い事・親戚の集まりなど、多くの場面で「心の美しさ」が現れます。


家庭で教えるのが難しいからこそ“学び場”が必要

和食マナーは、家庭で少しずつ伝えるのが理想です。
しかし、

  • 親子だと感情がぶつかってしまう
  • その場で食べる必要があり、練習がしづらい
  • 正しい作法を親自身が知らないこともある

という理由で、なかなかうまくいきません。

そのため、
家庭でも学校でもない「第三の学び場」 の存在が、子どもの成長を助けてくれます。


ロイヤルアカデミーの和食マナー講座が選ばれる理由

名古屋市中区のロイヤルアカデミーでは、子ども向けの“和食マナー講座”を開講しています。

◎ プロ講師による丁寧な指導

「どう持つか」だけでなく、
「なぜそうするのか」まで丁寧に伝えます。

◎ 少人数制で一人ひとりに寄り添う

正しい所作は、細かな指導が必要です。
そのため少人数で、丁寧に手元を見ながら教えます。

◎ 3歳から通える、親子参加もOK

幼児も小学生も、一緒に学べる環境を整えています。

◎ 手ぶらで通える

教材はすべて教室に置いて帰れるので、繰り返し通う際も荷物の心配がありません。


和食を丁寧に食べる子は「心が育つ」

丁寧な所作は、ただのルールではなく“心の使い方”です。

箸をきれいに持つ。
器を丁寧に扱う。
食材に感謝する。

この一つひとつが、子どもの未来を支える教養になります。

「どう食べるか」は、「どう生きるか」につながる。

ロイヤルアカデミーでは、そうした“生き方の基礎”を、和食という日本文化を通して育てていきます。

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